国連事務総長らを動かしたもの
8月6日、広島原爆平和式典の席に、米国のルース駐日大使や潘基文(パン・ギムン)国連事務総長の姿があったことにとても感銘しました。
国民の6割余りが日本への原爆核投下を正当化している米国世論をはじめ、英仏など核保有国の式典参加は大きな前進ともとれます。
これは、今年5月ニューヨークで行われた核拡散防止条約(NPT)再検討会議に向けて
日本で集められた650万をはじめ世界で動いた国際署名など草の根の運動が動かしたといえます。
再検討会議の席で潘事務総長が語った言葉です。
「私はみなさんがどれだけ犠牲を払って活動しているか、どれだけ勇気を持って行動しつづけてきたかを知っています。私は核兵器廃絶条約を支持し、すべての国、とりわけ核保有国に責任を果たすよう呼びかけます。核兵器廃絶を達成した日には、世界がみなさんに感謝するでしょう」
自身の決意とNGOの草の根の活動への期待を、熱く語りました(5月1日 国際平和会議)。
核保有国の
長崎式典出席も予定されています。
鎮魂の夏は今年、確実に生まれ変わろうとしています。
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