沖縄県民の怒り沸騰 ~4.25奄美大島行動~

しまあそび

2010年04月27日 02:40

一昨日は、県民大会のライブ中継を見ました。

4.25県民大会中継再放送(琉球朝日放送)↓

http://search.jword.jp/cns.dll?type=lk&fm=127&agent=11&partner=nifty&name=%CE%B0%B5%E5%C4%AB%C6%FC%CA%FC%C1%F7&lang=euc&prop=500&bypass=2&dispconfig=

沖縄で、これだけの群衆を見たのは、初めてでした。
怒りが噴き上げている。
本当にそう思いました。
動員をかけても、こんなに来ません。

高齢者や親子連れ、個人の思いで、いてもたってもいられない気持ちに突き動かされて、皆、やってきたのです。

琉球新報写真→http://ryukyushimpo.jp/photo/storyid-161318-storytopic-220.html
沖縄タイムス動画→http://www.okinawatimes.co.jp/gallery/1/

今まで基地受け入れを容認してきた仲井間知事の姿。
基地固定化を不安視し、参加表明がぎりりまで決まらず、周囲をやきもきさせてきましたが、力強い表明に、勇気をもらいました。

各地域を代表する方々の、生の言葉をきいて、とても胸が熱くなりました。

文言の多少の違いはご勘弁。
普天間高校生が語った、
「フェンスに囲まれているのは、私たちなのか」
という一言は、まさに、現状を言い表した言葉でした。

そして、うるま市の勝連沖で漁業をする漁師さん。
「補償金をもらっても、それがたとえ、バケツ1杯のお金だったら、いつかは空っぽになるけれど、この海は、1杯どころか、それ以上の恵みを私たちにくれる。
一時の大金持ちになるか、子子孫孫まで続く恵みを残すか」

思わず、ぼやけた画面にむかって、拍手を送りました。

これは本当に歴史に残る一頁でした。
その感動をともに味わうことができて光栄でした。

ライブ中継をしてくださった、琉球新報と沖縄タイムス社さん、
どうもありがとうございます。

この中継のことを、当日の奄美の地元紙に載っていたら、もっと良かったのに。
沖縄県紙が奄美でほとんど読まれていないので、こちらの人々はほとんど知らないはずです。

私も、その感動が冷めやまないうちに、
名瀬市街地で、国連NGO新日本婦人の会奄美支部の仲間と、行動アピールをしました。
ともに、行動せずにはいられませんでした。

日曜日の夕方というのに、相変わらず名瀬の市街地は行きかう人々も少なく、寂しいものでした。
それでも、行きかう立ち止まって聞いて、頷いたり、手をふったりして、少しでも反応があり、嬉しく思いました。

これからが正念場だと思います。
昨日の琉球新報で、こんな記事がありました。

キャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は25日、
「集会は、日米両政府が沖縄の負担軽減を前進させなければならないことを明確にした」
と述べ、両政府で問題解決に向けて取り組みを促進する考えを示した。
((沖縄の負担軽減は)われわれの作業の重要な要素であり、20年近くもこの問題に深く取り組んできた。解決へと前進させたい」
と決意を述べた。
さらに、キャンベル氏は27、28の両日、日本を訪問し、普天間問題について日本政府側と協議する。

とありました。
実務レベルの協議が、解決への方向へ進むことを願って、見守りたいと思います。


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