興南高校 悲願の初優勝 ~紫紺の優勝旗 沖縄へわたる~

しまあそび

2010年04月04日 11:06

全身から鳥肌。
涙で何度も画面がにじむ。
まさに決勝に相応しい拮抗した試合だった。


「オレが応援する試合は大抵負けるから、ちょっと出かけてくる」
と家を出ていく夫もいれば、
わが妹はなんと甲子園で現地観戦。
この熱気を現地で味わえるなんて、なんと羨ましいこと。

母校の那覇高があの沖縄水産高校を制した夏の甲子園。
いてもたってもいられなくて、旧盆というのに、初めて甲子園入りしたのは2000年の夏だっけ。


全員野球と瞬発力の沖縄野球に、打者殺しの投手力が備わった完璧野球。
何がうれしいって、全員沖縄出身の高校生で構成されているってこと。
エリートチームにありがちな野球留学も、沖縄とあっては本土からは遠く寄せ付けないのだろう。

県内離島からでさえも遠い沖縄本島なのだから。


優勝インタビューで語った我喜屋監督の言葉
「沖縄の人たちの色々な思い」
には、遠く南に追いやられている基地問題に対する思いも含まれていたと思う。


基地の過重負担を強いられている沖縄県の特別枠として今大会に出場した嘉手納高校が、惜しくも初戦敗退していった思いも重なり、胸が熱くなった。

あれだけの投球を疲れも見せず優勝に導いた島袋投手の体力と精神力のすごさ。
チームメイトの主将にも優勝インタビューで
「かっこいい」
といわしめた島袋投手やナインに、今後も目が離せない。

興南高校、感動をありがとう。

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