明日与論は牛セリ★出港遅れご注意
与論で花き栽培をしている近所の知人からお花の差し入れがありました。
トルコキキョウです。
シーズンを迎えたところにこの地震。
他の菊農家と同様に与論でも、出荷先等の被災だったり、売値が落ちたりと影響が出ているそうです。
出荷といえば、明日は与論の牛競り。
茶花港にはいつものように牛コンテナがびっしり並んでいました。
明日、乗船予定の方は、出荷による出港遅れの可能性大なのでご注意を。
義母の仔牛も出す予定。
親牛を4頭まで減らした今がちょうど体力にも合っているそうです。
牛の肥やし出しつまり糞出しは重労働。
毎日少しでも怠ると、こちこちに固まった糞が床にこびりついて処理が大変だからです。
ですが、牛舎の土地レベルを高めに取って、糞を下に掻き落とす仕組みにすることで、高齢者でも楽に作業ができるようです。
実家の牛舎は一昨年亡くなった義父が与論で真っ先に取り入れた型だそうです。
今回の東日本大震災での津波のことを考えると、高齢化と防災から見ても合点のいく方法かもしれませんが、もっと高齢者にも楽にできる方法はないものでしょうか。
老体に鞭打ちながらも大切に育ててきた仔牛を競りに出して暮らす義母の姿は、頼もしくさえ見えます。
普段は原付しか乗れない義母のために、帰省するときは決まってうちらが軽トラックを運転してまとめて買い物に出るのが恒例です。
いつものごとく軽トラックを運転していると、原動機付き三輪車に乗ったお年寄りが車の前を横切りました。
助手席にいた義母にふときいてみました。
「ねえお義母さん、次に乗るならあれだよね~。あれは注文して買うのかね~」
「あれは与論にもあるよ」
とにんまり。まんざらでもない様子でした。
誰にも気がねせずに好きな時に好きなように過ごせる今の暮らしは十分に満足、としみじみと口にできるようになった義母の表情は以前にも増して柔らかでした。
お義母さんが元気で稼いでいるから、私たちもがんばって奄美大島で出稼ぎに行って来ますね~!
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