奄美映像フェスティバル 第2回奄美映像フェスティバル
2012年2月
いもーれ アモーレ めんそーれー! おいしいから愛おしい

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Posted by TI-DA at

2012年07月07日

奄美の長寿遺伝子を武器に沖縄県と協定を

~バイオバンク沖縄を例に~

今年3月、沖縄南西産業活性化センターの産学官交流サロンに参加する機会がありました。
講師は、琉球大学 熱帯生物圏研究センター 准教授 長嶺 勝先生でした。


その内容がとてもよかったので、紹介してみます。

■遺伝子解析が予防医学に応用
長寿は、環境要因が70%に対し、遺伝子要因が30%ある。
DNA収集し、遺伝体質に基づいた健康管理に役立てることででリスク診断法が開発可能となった。
最も厳しいといわれる遺伝子ガイドラインが琉球大学に敷かれ、遺伝子研究第1号となった。


■医療間ネットワーク(バイオバンク沖縄=BBO)
効果判定を県内の人間ドックと併せることで県内でデータ蓄積できるようになった。
医療機関は那覇地区医師会、那覇市立病院、私立病院と連携し、被験者は4,000人(匿名)にのぼる。
そのデータを被験者にフィードバックすることで予防医学に貢献。


■本土企業参入を許さず地元企業を育成
これまで、在来有用植物を活かした機能性食品の効果判定に莫大な資金がいるため、資金豊富な本土企業の参入に地元企業がたち打ちできなかった。
このBBOのネットワーク化によって県内でのデータ蓄積ができ、コストダウンをはかり県内企業の育成に結び付ける。


■商工労働部新産業振興課が支援
従来、このような研究は通常、県だと保健福祉部が所管となるが、沖縄県は新産業戦略という視点で支援。

<<結論>>
高齢化率の高い奄美地域の高齢者がまだ元気なうちに、長寿遺伝子を蓄積する。
米軍基地にいい場所から占拠されている沖縄県や小さな離島からみると、遊休地の多い奄美大島はとてももったいない。
他離島ではすでに始まっているが、奄美在来有用植物の計画生産がますます需要を帯びる見込み。

年次計画でもよいので鹿児島県は沖縄県と県域レベルで協定を結んで、国内アジア地域へ向けた戦略として共に歩むことはできないものでしょうか。
これは、わたしが新生かごしま県へ期待していることの一つです。
七夕の日に、願いを添えて…。

<<参考>>バイオバンク沖縄
http://www.bio-portal.jp/result/h19/haplofarma/  


Posted by しまあそび at 03:25Comments(0)医療

2012年07月01日

鹿児島県の友人知人へ呼びかけを!

わたしは那覇市小禄生まれ、小禄育ち。
結婚後、奄美大島(鹿児島県奄美市)で暮らしています。
7月8日は鹿児島県知事選挙です。
ぜひお友達や知り合いの方へ、棄権せず投票へ行くように声かけをお願いします。

全国の原発が停止後、原発立地県で行なわれる初めての鹿児島県知事選です。
鹿児島県には川内原発1号基と2号基があります。そもそも総務省役員だった官僚出身の現伊藤知事。
原発については「再稼働必要」だとの見解を3月記者定例会で発表しましたが、「原発のない鹿児島をつくる会」から向原さんが出馬するのではと噂がされるや否や、「私は脱原発だった」と。「3号基増設」についても必要と言っていたのに、今回は「私の任期中は凍結」と言い切りました。その3号基原発はなんと世界最大規模です!!今、鹿児島県はそんな状況です!
その再稼働をめぐり、全国から大変注目されているとても大切な選挙です。

ぜひお友達や知り合いの方へ、棄権せず投票へ行くように声かけをお願いします。
この頁をご紹介ください → 7月8日(日)は鹿児島県知事選挙の投票日です!

沖縄には原発がないので、身近に考えることがなかったことを恥ずかしく思います。
無関心と安全神話により、日本には原発を54基も抱える原発大国となってしまいました。
3.11後、知れば知るほど原発の恐ろしさを感じています。
今でも爆発した福島原発の底は敗れて開いたままです。
内部被ばくは外部被ばくに比べて内臓を直接攻撃するので遺伝子を切断破壊します。
そして福島の犠牲は、沖縄戦の歴史や米軍基地など沖縄だけに負担を押しつけてきた犠牲の構図とも重なり、とても他人ごとには思えません。
川内原発で事故が起きれば、沖縄どころか日本はもう終わりです。

友達や知り合いに、鹿児島県の有権者の方がいたら、棄権せず投票へ行くように声かけをお願いします。
この頁をご紹介ください → 7月8日(日)は鹿児島県知事選挙の投票日です!

沖縄と奄美をよく兄弟島と表現します。
しかし、ここ奄美大島に暮らして12年になりますが、県域の壁は途方もなく厚いです。
沖縄出身者として奄美とのパイプ役になりたいと思っても立ち行かないのです。
隣県でありながら、真の経済交流は行なわれていません。
一過性に過ぎないからです。

明治維新以降、130年あまりずっと官僚の天下りが県知事をしてきた鹿児島です。
その歴史が今の鹿児島をつくってきました。
奄美が大和化してきた原因だと思います。

米軍基地にいい場所を奪われている沖縄県から見れば、鹿児島県は羨ましいほど豊かな農業立県です。
しかし保守的なあまり、PRがとても下手です。
個人的には、鹿児島県と沖縄県が協定を結んでタッグを組めば、お互いの強みが相乗効果を生むと考えています。

ぜひお友達や知り合いの方に鹿児島県の有権者の方がいたらこのページをご紹介ください!
この頁をご紹介ください → 7月8日(日)は鹿児島県知事選挙の投票日です!

今度の選挙は、個人的には、
・「脱原発」をかかげ、住民運動のエネルギーを県政に打ち込める人、
・「いのちと暮らしが一番」を掲げ、民間出身の住民視点に立ち、必要なものは必要、要らないもんは要らないと国にきちんと言える人
・奄美での生活経験をもち、農業をきちんと学び、日頃から生活農業を自ら実践し、職場や地域で広めている人
・奄美のもっている素材を癒し健康アイランドとして戦略的に臨める人
・鹿児島の歴史文化自然にかかわる出版を手がけ、地域にずっと目を向けてきた人

沖縄やアジアを良き同胞という視点で見ることができる人、
・ほとんど奄美に関係のない新幹線効果を鹿児島本土の視点ではなく、南との人口交流の視点も持ち合わせている人

そういう人に知事になってもらいたいと考えています。

ぜひお友達や知り合いの方へ、棄権せず投票へ行くように声かけをお願いします。
鹿児島県の有権者の方へこのページをご紹介ください! 
7月8日(日)は鹿児島県知事選挙の投票日です!
最後まで読んで頂き、ありがとうございます!  

Posted by しまあそび at 15:28Comments(0)選挙

2012年01月02日

謹賀新年 ~与論島の島立て神話~

明けましておめでとうございます。
昨年は東北関東大震災をはじめ、奄美でも水害にや竜巻など自然災害に見舞われた年でした。

そんな中、今年も与論島で新年を迎えることができたことを有り難く思います。
巡りゆく季節を重ねられることに感謝。

今回はちょっと興味深い場所を散歩してみました。
与論の島たて神話が残るパジピキパンタです。
パジは舵、ピキは引く、パンタは丘という意味。

行ってみてびっくり
この珊瑚礁の低い島からは想像しがたい、リーフの鋭い岩礁をそのまま巨大な岩山にしたような感じでした。
ちょうど地形は沖縄の国頭村のアスムイみたいに切り立っていました。

岩盤には山城にある掘切りのような裂け目もあり、なんとも緊張感のある雰囲気!

今後の解明が待たれます!
最も標高の高い琴平(ことひら)神社がほぼ同じ高さに見えて、水平線は一部欠けていましたが、ほぼ180度見渡せました。う~ん、ずっとここにいたい気分。

沖縄も見えました!
写真(下)では、与論高校の青い屋根の体育館の右手にかかってうっすら見えました。

神話はこうです。
かつてこの付近を航行していた船がこの岩に当たって座礁し、それ以来ここを中心に人が住み着いたのが与論島の起こりといわれているそうです。

新年に身が引きしまりました!
本年もよろしくお願いします。  続きを読む

Posted by しまあそび at 11:20Comments(0)シマの風景

2011年11月02日

またもや奄美集中豪雨 う回路

こんなに激しい雷鳴をきいたことがありませんでした。
雨足が全く弱まらず、あのときの記憶を思いおこさせました。
激しく降り始めてから2時間過ぎで雨漏り。

この頃合い。
いよいよ思いは的中。

テレビもNHKも気象庁のWEBも何の報道もないころ、ツイッターとあまみエフエムのサイマル放送から大雨洪水警報の第一報。
ウェザーニュースでは一時間80ミリ以上を示す真っ赤な雲が奄美大島を覆っていました。

ほどなくして奄美大島の北部と南部を結ぶ国道では、所々で道路が冠水し、車は立ち往生。
そのうち土砂崩れで通行止め、という情報で、南部へ通勤予定の夫は午前中自宅待機に。

瀬戸内用の雨量はこのとき、一時間143.5ミリの史上最高の雨量を記録。

今日は職場泊まりも覚悟で、明るいうちに古仁屋へ辿りつくために、昼過ぎには名瀬を出た夫は、
国道一本でいけば日頃70分で着くところを、今日はこのう回路をとおって150分もかかったそうです。

そのう回路、
名瀬から大和村の今里を通って宇検村へぬけ、
さらに宇検村の芦検から名柄経由で瀬戸内町の篠川へ入って古仁屋へ入ったそうです。

瀬戸内町全世帯が避難勧告が出ていたなかで、やはりその中心街である古仁屋の町のすべてがどこも浸水して泥だらけ。
明日は掃除の一日です。

今はもう雨もやみ、落ち着きました。
心配している方もおられたので報告です。  

Posted by しまあそび at 19:51Comments(0)災害状況

2011年10月08日

祭りと学校~名瀬西仲勝の例から~

旧暦9月9日行事、名瀬西仲勝西田の綱かつぎ「びっこさらっこ」は以前、平日は学校なので小学生は参加してなくて、保育園児と大人だけでやっていました。

そんなものかなぁと思っていたら、最近から大川小中学校全校生徒をあげて参加している様子を見て少しほっとしています。

やっぱりこども主役の行事は子どもがいないと。

居住地域が広域にまたがる小学校では、ある特定の地域の集落行事への学校参加に消極的な学校もあると耳にしたことがあります。

ある地域では本来、児童が行う行事を、区長自ら行っていた姿を目にしたこともありました。

確かに大所帯ほどそう捉える傾向はあるかもしれません。

児童数34名の大川小中学校の規模だからできたというのもあるかもしれません。

しかし最近は合併や閉校もあって、それ以前に深刻かつ複雑になっている地域もありますが、大川小中学校の例は、学校と地域を考える上で好例だと思いました。  

Posted by しまあそび at 11:24Comments(0)シマの風景